衝撃焼入装置(局所加熱装置) Model : CA550X30
 この高周波焼入装置は、衝撃焼入れ装置あるいは、パルス焼入れ装置とも言われております。弊社では、高周波を用いて10000分の1秒単位で瞬時に焼入れを行う装置を製造販売しております。周波数は27MHzで瞬時にプレート最大5kWの出力により、ノコギリの刃の先端を焼入れすることが可能です。他に先端または局所のみ衝撃加熱が必要な金属に使用可能です。
 この焼入れ方法では加熱後に水や油につけて冷やす必要がありません。電力投入時間が極めて短いのでそのままで焼き入れが可能になります。
周波数が27MHzを使用しているので、主に表面が加熱されます。1000分の数秒の加熱でも金属が黄色く光るのが見えます。(温度により色が異なります。)焼き入れによって、ビッカース硬度(Hv)が1000前後に上昇します。
 発振周波数は、真空管自励発振のため、目標周波数から若干ずれる場合があります
 焼入れだけでなく、極小部分の熱処理に使用できます。全個体電池の陰極、集電体の熱処理にぜひご検討ください。
 瞬時に局所を加熱しますので、他の部位に熱影響を与えることが少なくできます。

電源 AC200V, 50/60Hz, 1P, 6kW 
 発振周波数 27.12MHz 
 発振 真空管
 発振方式 自励 
 出力電圧 8,000V max 
 プレート出力 5kW max 
 冷却方式 強制空冷 
 パルス幅 0.0020~9.9999[S] (0.1mS単位で任意) 
 ワークコイル 水冷
 寸法  W700 X D750 X H1,700 mm
 重量 約250kg 

 


 

 


 
先端部を順次瞬間熱処理

(ワークがノコギリの場合)
先端のみを瞬時に加熱して順送りしていきます。



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